【全文版】時代とともに変わる施設と保護者のコミュニケーション 保護者と職員に“喜び”を、子どもに“自信”をーICTで繋ぐ療育のカタチー

施設管理者
【全文版】時代とともに変わる施設と保護者のコミュニケーション 保護者と職員に“喜び”を、子どもに“自信”をーICTで繋ぐ療育のカタチー レポート

受付中のセミナー

    現在、受付中のセミナーはありません。

この度、コノベルは「ここのび」を提供する株式会社スマートエデュケーションと共催セミナーを開催しました。

今回のセミナーでは、児発・放デイに特化したICTシステムを提供する2社が、療育におけるICTの活用事例を紹介しています。

コノベルは、「時代とともに変わる施設と保護者のコミュニケーション」をテーマに登壇しました。

目次

20~30代の60%以上が電話に苦手意識を感じている!

皆さん、「電話」は好きですか?

電話に対する意識調査によると、20~30代では「電話のコミュニケーションが苦手」と感じる方が60%を超えています。

特に20代では、75%もの方が電話に対して苦手意識を持っているんです。

20~30代の60%以上が電話に苦手意識を感じている!

なぜ「電話が苦手」?

若い世代に「電話が苦手」な人が増えている背景には、スマートフォンの普及が影響していると考えられます。

従来は、電話や対面でのコミュニケーションが当たり前でした。

しかし、近年ではスマートフォンとともにチャットアプリやSNSが普及しています。
オンラインでのコミュニケーションが主流になり、声でのやりとりにプレッシャーを感じる人が増えたと考えられます。

なぜ「電話が苦手」?

すなわち、スマートフォンの普及によってコミュニケーションのカタチは変わってきているんです。

参考:FNNオンライン「【若者の電話離れ】Z世代は“電話恐怖症”? 7割が「電話対応に苦手意識」電話業務の強要「TELハラ」も問題に」

時代とともに変わる施設と保護者のコミュニケーション

そこで仮説となるのが、療育を利用する保護者にも「電話や対面で回答を求められることに対して抵抗がある」人がいる可能性があるのでは?ということです。

調査結果だけの机上の空論ではなく、実際に療育施設で働く職員さんも同じことを体験されています。

「感情的に伝える」電話から「熟考して伝える」スマートフォンへ

実際に、とある事業所様から伺った内容では、昔と今を比べると保護者とのコミュニケーションの在り方が変化しているということでした。

時代とともに変わる施設と保護者のコミュニケーション

昔はスマートフォンなども普及しておらず、保護者とのコミュニケーションの手段は多様化していませんでした。

そのため、保護者からの日々の相談やお困りごとなどを受ける場所がなく、不満を抱えた保護者からは「保護者が怒りのボルテージMAXになった状態」で電話がかかってくることが多かったと言います。とても電話で相談や不安を聞けるような状態になかったそうです。

現在ではスマートフォンの普及によってチャットやSNSといったオンラインによるコミュニケーションが主流になり、保護者が気軽に相談をしてくれる機会が増えたと感じます。

その理由としては、心理的安全性が鍵になっていると考えられます。

「スマートフォンを経由する」という心理的安全性が担保された状態で保護者の方は施設に連絡をすることが【できる】ため、コミュニケーションの前に熟考する時間を持てるようになります。

そのため、保護者自らが支援員に対して発信や相談ができるようになったのではないかとお話されていました。

スマホ世代の保護者とのコミュニケーションのカタチとは

では、電話が苦手なスマホ世代の保護者とどのようにコミュニケーションを取っていくべきなのでしょうか?

一概にスマートフォンがいい、電話がいいという話ではなく、
スマートフォンを含めた「コミュニケーションの手段」を選択肢として保護者の方に提示することが重要と考えています。

ICTをコミュニケーションの手段の一つとして活用することで、より保護者の本音を引き出すきっかけになるのです。

スマホ世代の保護者とのコミュニケーションのカタチとは

療育の質が求められる昨今の療育業界だからこそ、保護者の抱える不安や悩みを引き出すことやアセスメントが大切になります。

電話や対面のコミュニケーションをなくすのではなく、むしろ必ず必要で、なくすことはできません。

しかし、電話や対面だけでは抵抗を感じる世代の保護者が出てくるからこそ、そうした世代が意思表示をしやすい選択肢を持たせることが重要です。

ICTを通じて保護者と職員に“喜び”を、子どもに“自信”を

ICTを通じて保護者と職員に“喜び”を、子どもに“自信”を

ICTという1つの選択肢を増やすことで、保護者と施設のコミュニケーションをよりいっそう豊かにできると考えています。

ICTを活用することで、子どもたちがなりたい姿、保護者がなってほしい子どもの姿を本質で捉えて喜びを生み出すことができる。

こうして、時代の変化とともに、新しい療育のカタチはICTで繋ぐことができるのではないかと考えています。

コノベルについて

コノベルは支援の実践を支えるICT基盤として、施設や保護者の負担軽減・スムーズなやりとりを実現し、コミュニケーションのデジタル化を支援しています。

コノベルについて

あくまでICTは手段です。子どもたちのなりたい姿を捉え、よろこびを引き出していくための、手段の一つとして活用を考えていただけると幸いです。

▼今回のセミナーを共催したスマートエデュケーション社が提供する
「ここのび」のセミナーレポートはこちら!
https://coconobi.jp/news/FWkjz7X2